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遠く、サイレンの音が聴こえて。 [こぼれ落ちる想い]


遠く、サイレンの音が聴こえて

重なるように
十時を知らせるドヴォルザーク
夜の帳を
はためかせる


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息吹き返すように脈打ちだす記憶
香りまで
その
温度まで
立ち昇らせて

一体どこまで還って来れたというのだろう

幼き頃の
無意識のハミングに導かれるように 
こぼれ落ちていた旋律

まるで呪文 炙り出される
狂おしいほどの 切なさみたいなモノ
絡みつくように 這い上がってくる
焦がすように
滲むように
広がってゆく軌跡

生きてきて 生まれてきた
数えきれないほどの
ちょっとした想いの切れ端
何でも無いことのはずが
時間を含んで
たまらない感情をはらませて

ああ、もうこんな時間。と
いつも小さく歌いながら
窓の外 夜空を眺めていた


遠く、遠く
サイレンの音が聴こえたような気がして

ドヴォルザークの旋律が
若かった父の口笛を蘇らせもして
なぞるように
そっとハミング続けて









☆Photo/(C)MIZUTAMA
(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)
























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Focus [こぼれ落ちる想い]

 
太陽を忘れてしまいそうなほど 
雨が続いたような気がしていたから

訪れた空の蒼さに 
何だか胸が潰れてしまいそうになって

引き寄せられるように
まっすぐ伸ばした 
両手の 親指
     人さし指
互い違いに指先合わせて 

そっと切り取った


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愛シテルこと 忘れてしまいそうな程
 愛サレテいたのに

繰り返す 日々が
何でもないことのように押し流していった


ただ流れてゆく時間の中で
溺れ沈んでゆく記憶を
幾つ見失わずにいられるだろう


滲むような空の蒼さは
心の奥底まで照らして

おぼろげだったものを優しく縁取る

時に『当たり前のこと』の大切さに
ピントをあわせて




☆Photo/(C)MIZUTAMA
(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)










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溜め息、バレンタイン。 [こぼれ落ちる想い]

 
「チ、ヨ、コ、レ、イ……ット。」

階段を一段
      一段

それをたどるように
小さく口をついて出た

最後の一歩
両足で飛び降りてしまっていたことに
あわててキョトキョト……見回す始末

頬がジワジワ熱を帯びてくる


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バレンタインに間に合わせようと
決心したはずだったのに
選んだ言葉も何もかも
尻切れトンボのままでフワフワしたまま
苦い想いが広がるばかり

それでも
あっけないまでに
その日は来てしまって

散々悩んだ
意気地なしのチョコレートは机に置いてけぼり

過ぎてしまえば
枯れてしまった花みたい


伝えたかった想いがこぼれて
子供染みた
チ、ヨ、コ、レ、イ、トに頬染めて




☆Photo/(C)MIZUTAMA
(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)










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emotion [こぼれ落ちる想い]

 
教えて

歪んでしまう 視線のその先
込み上げてくる
この胸の 焦げ付くような痛みの理由(わけ)を

君へと
伸ばそうとした指先にも
ためらいが 追いかけてきて 
首を振る
 

20121019_117615.jpg


僕が 求めていたもの
君が 求めていたもの
同じモノなのに

どうして

君は
僕ではダメなんだろう

どうして
僕は
君でないとダメなんだろう








☆Photo/(C)MIZUTAMA

(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)






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Real blue [こぼれ落ちる想い]


そっと放った
想いの行方は

偶然にゆだねられて

青にとけてゆく


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決して
忘れはしないけれど
 でも
 思い出しもしないような

そんな
おずおずとした記憶のかけら

『今』という煌めき
思いがけずまとってみても


変わらない記憶のままが


本当は
一番美しい








☆photo/(C)夏実















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想い星 [こぼれ落ちる想い]

  
その廻りあわせを
強く信じること出来なければ
きっと
言えなかったサヨナラ

別々の時間
当たり前のように流れ始めて
追い立てられるように 
それでも とにかくこなしてきて

誰もいなくなったオフィス 
デスクで 冷めてしまったコーヒー飲みながら
ふと 
君の入れてくれた 熱いマグのぬくもり
ユラリと心に立ち昇ってくる


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夜空の彼方 
いつもの場所に 瞬く星 
そっと君に 重ねていた

シクンと心に痛みが走る
サヨナラという名の約束 
信じた 二人

どんなに 
 どんなに 離れていても
どんなに 
 どんなに 時が流れても

君を重ねた 星

君も 同じ星 見つめただろうか
僕と 同じ星 見つめただろうか


夜空の彼方 
いつもの場所に 輝く星 

そっと 今日も重ねて
そっと 君と重ねて







☆photo/(C)夏実














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想い [こぼれ落ちる想い]

  
時間が
積み重なってきた時間が

どうしてもほどけなかった心を
ゆっくりゆっくりと溶かしてゆく

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どうしてこんがらがってしまったか

そんなことは
どうでも良いと

ただジワリ、
ジワリとにじんでゆくのだ





☆photo/(C)夏実











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Cafeの片隅で [こぼれ落ちる想い]

  
もう丸12年だ。
Ryu's CafeというサイトをOpenさせて……
こぼれ落ちる想いをそっと片隅で綴ってきた。
そんなことをきっかけに、
差し伸べられたいくつもの言の葉の温もりに、ほっと癒されて。
本当の気持ちを吐露できる、そんな居場所を
やっと、見つけられたような気がしたものだった。
重なってゆく時間の中で、様々人生模様も変化して。
こぼれ落ちてゆく想いを、そのままに綴ることも許されなくなってきて……
ここで時間に心遊ばせることに罪悪感さえ感じるようになってしまって。
……辛くなった。

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それでも……
本当に時折、私を……
私のこの場所を思い出して下さる方がいる。
そっとおかれた言の葉の懐かしい温もりに、心がジュワッと満たされてゆく。
泣きたくなるほどに心が波打つ。
全身心ごと抱き締められているような、そんな感じ。

そっと密やかに。
想いを綴ってきただけの、この静かな場所。
積み重なってきた時間の分だけ……
訳も無く愛おしい。
人生にまだまだまだまだ青い青い自分が何だかほろ苦く微笑ましい。

過ぎてゆく時間をまといながら……
もう少し、このCafeの片隅で
そっと心遊ばせていきたいと感じている。






……久しぶりに、そっとおしゃべりしませんか。
……なんて、ね。(苦笑)





☆photo/(C)夏実














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daybreak [こぼれ落ちる想い]

   
義母が亡くなって3ヶ月が近くなり……
ようやく、こうして少し綴る事が出来るようになってきたように思います。

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3年前の夏……
義母の具合が悪くなり……
それ以後、自らの心そのままに言の葉を綴る事が出来なくなってしまいました。

その間、mixiのつぶやきやtwitter、Facebookなど、様々な媒体のお陰で、
もって行き場の無い心の欠片を、ほんのわずかではございますが……
そっと放つことが出来ました。
時折いただく言の葉や、優しい気配にどれだけ心励まされてきたことでしょう。
ただただ……感謝の気持ちしかありません。

『Ryu's Cafe』という、何ということのないサイトを立ち上げて、すでに11年。
その片隅で綴っておりました、私の拙い言の葉たちを集めた青い詩集が
形になってからも、もう7年が過ぎてしまいました.*:。.☆
その間に出逢った大切な方々も少しずつ少しずつ消えてしまって。
それは……まるで時間というふるいに
そっと、ずっとかけられ続けているよう……
そんな中でも、残ってゆく確かな小さな光があって。
その輝き、ぬくもりがどんなに心震えるほど愛おしいものであるか。

年齢を重ねてゆくことを実感致しますことは、実に切ないことでもありますけれど、
成熟した切なさは何とも言えず芳醇で、私に悪魔的な酔いをもたらして.*:。.☆

ですから(苦笑)
少し千鳥足気味ではありますけれど……
少しずつ少しずつ、また以前のように。
見失ってしまった私の想いの欠片たちをそっと見つけてゆくことを
始められればと、考えております。

心からの感謝と愛を込めて。
夏実




☆Photo/(C)MIZUTAMA
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想いの欠片、そっと拾い集めて。 ーJuneー [こぼれ落ちる想い]


年齢を重ねてゆくと

もっと ずっと

生き方上手になれるものだと想っていた


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2011.6.2.


◇ もう少しだけ……

  続く言葉にほんのりドキドキさせられて。



2011.6.3.


◇ 何気ないつぶやきに、そっとうなづいてくれる人がいる。 

優しい気配に心がにじむ。




2011.6.8.


◇ 梅雨の晴れ間。

  風景がぼんやりしているけれど、それが今の心には柔らかく添う。

  雨は嫌いじゃない。

  雨上がりの夕方は泣いた後みたいに、ちょっぴりスッキリとしているから。



◆ 本当に伝えたい事のために、余計な事を削ぎ落としていったら……

  とんでもなく何でも無い言の葉に成り果ててしまったということだ。




◇ その言の葉に、どのくらい想いが行ったり来たりを繰り返したかなんて……

  そんなことまで、伝わるわけない。




◆ 一つのことをするのに、

  年齢を重ねた分だけ長い助走が必要になってきたことを実感する。

  それだけ臆病になっているのか……

  様々な事がその事柄への集中力を削ごうとする。

  やらなければいけないことは山積しているというのに。




2011.6.26.


◇ 今日のお天気はまるで泣き笑い。

  ……何だかちょっぴり切なくなる。




◆ あなたの中で生きている私は、どんな私なのかと。

  ……少し聞きたくなった。




◇ 不器用なのだと、つくづく思う。

  いちいち立ち止まってしまっては、心波立たせて。

  それでも、それを表に出さぬように、

  上手に隠せるようにはなった……とは想うけれど。

  その分、自身の中でそれらの感情を本当にもてあましてしまう。

  ……結局は相変わらず。困ったものだ。





☆Photo/(C)MIZUTAMA
(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
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